なぜ日商簿記3級を取得しようとしたか
筆者は経理部で働いている訳でもなければ、業務で経営に携わっている訳でもありません。
そんな、会社員がなぜ簿記3級の勉強を始めたのか、
それは日本の企業活動は簿記会計を元に成り立っており、その原理を知る事には価値があると考えたからです。
どんな活動にもルールがあります。企業で商売をする上でのルールが簿記であり、企業活動の基礎となる部分です。社会人としてその基礎部分を勉強してみたいと勉強を始めました。
ちなみに、日商簿記3級レベルは日本商工会議所で下記のように評価されています。
業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身に付けておくべき「必須の基本知識」として、多くの企業から評価される資格。
基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。
日本商工会議所https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/class3
日商簿記3級取得に要した期間と勉強方法
簿記3級合格に要した期間は私の場合4ヶ月程でした。
会社の通信教育制度を利用してTACの日商簿記3級コースで勉強を始めました。
内容としては、講義CDと添削問題と、書店でも販売されているよくわかる簿記シリーズの合格テキスト(2000円+税)と合格トレーニング(1,500円+税)がついてきました。
添削問題を提出するのに、期限があったのでそれにあわせて勉強を進めました。
今思えば、この提出期限を元に試験勉強を進めていたので、
テキストを読み、問題集を1周解き終えたら添削問題を解きました。
この勉強には3ヶ月ほどかかって、
平日は会社があったので、帰ってから余裕がある日に1〜2時間ほど、休日に3時間程勉強していました。
一般的に、簿記3級の取得に要する勉強時間は50〜100時間とされているそうです。
初めて勉強する内容なので、テキストの理解にかなり苦労しました。
教えてもらえる人もいないので、わからない箇所は何度も読んだり、ネットで検索して理解をしました。
ここが、独学の不利なところですね。
(注:この時、筆者は講義CDの存在を完全に忘れています。TACさんごめんなさい。)
残り1ヶ月はテスト対策をしていました。
この時利用したのが、日本商工会議所ホームページで配布されているサンプル問題があります。この問題を繰り返し解いていました。
サンプル問題(2019年度以降適用出題区分表対応)https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/sample
日本商工会議所
日商簿記3級合格して得られたものと私の考え
日商簿記3級を勉強して身に付く事は、各種取引の仕分けが出来るようになる事と貸借対照表と損益計算書を作成する能力が身に付く事です。また、普段なら耳にしない会計で使われる概念や言葉が習得できます。(例 貸倒れ、売掛金、買掛金)
しかし、ここで得られた知識はあくまで初歩だったようです。企業の財務諸表を見ても理解できるレベルには到達していないと考えました。気付けば、筆者は簿記2級の勉強を始めていました。
簿記2級の合格体験記もいつか記事にしようと思います。